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2025年度、職員合同宿泊研修を終えて

 5月23日・24日、第5回、職員合同宿泊研修を休暇村指宿で開催し総数58名の職員が参加しました。
 池田宜永都城市長に“都城フィロソフィー(哲学)”を熱くご講演して頂き、多くの職員の内なるエネルギーに火が付いたことでしょう。

 都城市は、ふるさと納税寄付総額日本一に輝き、マイナンバーカード交付率でも全国第一位になった全国市町村の中でも有数の活気ある市です。
 4期目を迎えた池田市長がどのようにして市職員を教育し育成してきたかを伺い知ることができました。
 都城フィロソフィーは具体的に30項目あり、毎日1項目を熟読すると1カ月で完結するように工夫され、職員協同で4年がかりでポケット手帳として完成させたそうです。
 一部を紹介しますと、素晴らしい人生を送るために正しい考え方を持つ、あいさつが全ての基本、あいさつができない人は仕事ができない為、市職員に採用しないと断言されていました。
 熱意をもって地道に努力を続ける、自ら燃え真面目に一生懸命仕事に打ち込む、本音でぶつかる、ベクトルを合わせ、チームで取り組む、笑顔で仕事に取り組む、結果にこだわる、楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する。等々みなぎるやる気を感じました。

翌朝、“指宿医療センターフィロソフィー”について4班でグループワークを行いました。 病院理念 “患者様にやさしく地域に信頼される良質な医療の提供を目指します”をいかにして実現するかについて活発な議論が噴出しました。

 合間に私が考えたフィロソフィーは “患者さんの気持ちに寄り添い、患者さんのこれまでの人生を尊重し、ご家族の目線に立ち、謙虚にしておごらず、損得ではなく人間として正しいことを貫く、そして良質な医療を提供するために常に自己を高め、たゆまぬ努力をする” 全職員が同じベクトルで取り組んだらきっと素晴らしい指宿医療センターに成長することでしょう。

最後に皆さんに案内です。6月から眼科の入院患者さんが2病棟入院になります。4月から準備を進めてきました。各病棟間での連携を密にして効率の良い病棟運営にもご協力ください。宜しくお願いいたします。

令和7年5月27日

 国立病院機構指宿医療センター 院長
 鹿 島 克 郎