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麻酔科

麻酔科

診療科紹介

当院の麻酔科は手術室で手術を受けられる患者さんの手術前、手術中、手術後の全身管理を行っています。

手術の前に患者さんの全身状態を把握し、手術を行う先生方と相談の上で麻酔方法を決定します。手術中は色々な薬剤やモニターを使用して、手術が安全かつ苦痛なく行われるよう管理を行います。

手術後は、硬膜外カテーテルなどを用いて、最もつらい数日間を比較的楽に乗り切れるよう主治医の先生方と相談しながら術後管理に参加しています。

当科の特長 ~血液浄化の即時対応(365日・24時間)

南薩地域で数少ない薬物中毒吸着(農薬・洗浄液等含む)やエンドトキシン吸着に対応できる機材を持ち備えており、365日24時間対応可能です。

また、緊急透析(重症者含む)の対応もしております(CHDF 持続的血液透析濾過)。

診療内容

一般的に麻酔科の診療領域としましては、手術麻酔(手術室)・ペインクリニック(疼痛外来)・集中治療(ICU)などがありますが、現在のところ指宿医療センター麻酔科ではペインクリニック等は行っておらず、手術室での麻酔のみを行っています。

スタッフ紹介

森山 孝宏もりやま たかひろ

統括診療顧問・麻酔科部長

経歴

平成11年卒業

認定資格

  • 日本麻酔科学会専門医
  • 日本集中治療学会専門医

専門・アピール点

鹿児島大学卒業後、約20年以上大学病院にて主に麻酔業務に携わっていました。これまでの経験を生かしつつ、地域医療への貢献を考えつつ、学びながら診療に従事していきたいと思います。

診療科報告

診療実績

2019年度以前は麻酔科管理症例数で年間270~280件程度、そのうち全身麻酔症例数が150~160件、帝王切開症例数が35件程度で来ていましたが、2020年4月から外科系各科の体制変更により手術数が減少しており、2020年4月から2021年9月までの1年半で全麻酔科管理症例数270件、全身麻酔症例数86件、帝王切開症例数37件でした。

年間症例数に換算すると、全管理症例数180件、全身麻酔症例数57件、帝王切開症例数25件くらいになります。全身麻酔件数だけで見ると以前の4割程度という感じです。ただ、2022年度からは外科系の体制も少し元に戻るようなので、麻酔症例数ももう少し増えていくものと予想しています。

ちなみに帝王切開の麻酔は原則として硬膜外麻酔併用の脊髄くも膜下麻酔で行っています。

これからも当院で手術を受けられる患者さんが、術中・術後を通して安全かつあまり痛く感じることなく周術期を過ごしていただき、全員無事に退院されることを目標としてやっていきたいと考えています。