診療科紹介
2015年4月から外来診療を開始し、月曜日から金曜日の午前に外来診療を行っております。外来受付時間は、月・火・水曜日は午前10時までの受付、木・金曜日の受付時間は午前11時までとなっております。
当科の特長 ~地元で眼科手術入院治療が可能です
遠方の医療施設まで通院しなくても、当院で入院眼科手術(白内障手術、網膜硝子体手術など)治療ができます。
遠方の医療施設まで通院が困難な方やコロナ禍の今、遠方まで通院が不安な方でもお気軽にご相談ください。
診療内容
一般的に眼科で扱う疾患に対して診療を行い、レーザー治療や硝子体注射治療、手術では白内障手術を中心に、網膜硝子体手術を行っております。また、病状によっては鹿児島大学病院、その他医療機関と連携を図り、様々な眼疾患に対して診療、あるいは紹介が可能です。
主な治療・手術内容
レーザー治療
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後発切開術
白内障手術を行った方に発症する後発白内障に対して行う治療です。後発白内障とは、眼内レンズを入れている水晶体囊が濁り、白内障のようにかすんで見え、視力が低下します。
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虹彩光凝固術
急性緑内障、閉塞隅角緑内障、狭隅角(隅角とは、角膜と虹彩で挟まれた部分のことです。黒目の端っこの部分の内部にあたります。)の方に対して行う治療です。
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網膜光凝固術
レーザー光線を網膜に当てて網膜の病気を治療する方法です。糖尿病網膜症、網膜静脈閉塞症、網膜剥離、中心性漿液性網脈絡膜症などの病気が対象となります。
硝子体注射
加齢黄斑変性症、近視性黄斑症、網膜静脈閉塞症、糖尿病黄斑症などの病気に対してお薬を眼内に注射します。
水晶体再建術
濁った水晶体を除去し、代わりに眼内に人工レンズを挿入する手術です。白内障手術のことです。
硝子体切除術、硝子体茎顕微鏡下離断術、硝子体置換術
網膜前膜、硝子体出血、糖尿病網膜症、網膜剥離などの病気に対して行う手術です。眼内に直接器具(カッター、照明、レーザーなど)を挿入して手術は行っていきます。病状によっては白内障手術も同時に行います。
対象疾患
- 屈折異常
- 白内障
- 緑内障
- 糖尿病網膜症
- 加齢黄斑変性症
- 網膜色素変性症
- 網膜中心静脈閉塞症
- 網膜静脈分枝閉塞症
- 網膜前膜
- 網膜剥離
- 硝子体出血
- など
外来診療担当医
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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午前 | 尾辻 大川 |
尾辻 大川 |
尾辻 大川 |
尾辻 大川 |
尾辻 大川 |
午後 | 手術日 | 手術日 | 手術日 | 特殊外来 | 特殊外来 |
特殊外来では、硝子体注射、レーザー治療、造影検査、視野検査、網膜電図検査などを行っております。
スタッフ紹介
尾辻 太おつじ ふとし
眼科部長
経歴
平成11年卒業
認定資格
- 日本眼科学会専門医
- 身体障害者福祉法第15条指定医師
専門分野・PR
眼科一般、網膜硝子体疾患を中心に診療、手術治療を行ってきました。なるべく地元で治療できるよう努めていきたいと思っております。
大川 まほのおおかわ まほの
眼科医師
経歴
平成31年卒業
認定資格
専門分野・PR
今村総合病院眼科から赴任で参りました、大川と申します。
慣れるまで色々とお世話になると思いますが、皆様のお役に立てるよう誠心誠意頑張りますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
診療科報告
2024年4月から鹿児島大学眼科医局より先生が大川まほの先生が赴任されました。学会等で不在となることもありますので、医師指名の場合はあらかじめ眼科外来へお問い合わせ下さいますようお願い致します。
外来診療は月曜日から金曜日まで毎日行っております。1日の外来を受診される方は30~60名で、昨年度(2023年度)外来延受診者は11,037名でした。
手術実績
2015年5月から手術を開始し、昨年度の手術実績は表の通りです。ほとんどが70~80歳代の患者さんに対する白内障手術(水晶体再建術)で、硝子体手術11件、翼状片手術12件でした。
2023年度 | |||||
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手術実績計 | 329件 | ||||
水晶体再建術 | 305件 | ||||
硝子体茎顕微鏡下離断術(水晶体再建術併施症例含む) | 11件 | ||||
翼状片手術 | 12件 | ||||
その他 | 1件 |
白内障手術は基本的に片眼2泊3日の入院で行っておりますが、患者さんのご希望により1泊2日、日帰り手術も可能です。硝子体手術は約1週間程度の入院ですが、患者さんごとに対応可能です。全身合併症を伴い他科との連携が必要な方にも可能な限り対応いたします。
手術待ちの期間は約1~2ヶ月程度です(2022年6月時点)。
また、講演会や症例検討会なども行い、一昨年度からは指宿地区の学校検診も行っております。これからも地域の方々に眼科医療を提供できるよう尽力したいと思います。