それにしても最近にわかに寒くなってきた、我が家の暖房は薪ストーブだが、先日業者さんが整備してくれたので火をつけた。今年も居間の暖房はこれでいく。薪ストーブの炎は幻想的だ。
今年最後の大相撲九州場所が終わった。関脇安青錦が優勝決定戦で横綱豊昇龍を破って優勝を決め、場所後の大関昇進が確実となった。師匠が「うれしいですけど、これからが大事。横綱を目指して頑張りますよ。21歳、まだまだこれからですから」と言えば、安青錦は「今の自分があるのは師匠の教えのおかげ。全部を大事にしている」と感謝した。
ロシアによるウクライナ侵攻を受け、戦禍を逃れて令和4年4月に来日。令和4年2月の侵攻で家族はドイツに避難。相撲への思いは消えず、国際大会で知り合った関大相撲部の関係者に連絡を取り、同4月に来日した。日本語は話せず、18歳の少年がキャリーケース一つで避難してきた。初土俵から所要14場所での初優勝は年6場所制が定着した昭和33年以降(幕下付け出しを除く)では2番目のスピード記録。所要14場所で大関昇進なら33年以降(同)で最速となる。「やってきてよかった。自分の選んだ道。間違っていなかった」と実感を込めた。
頭を上げない前傾姿勢はレスリングの経験や背筋力の強さが指摘されるが、「相撲王国」といわれる青森県出身の師匠、安治川親方(元関脇安美錦)が幼いころから地元でたたき込まれた原点を教えている。「足の親指で土俵を噛(か)め」。筋力測定器で足指の握力を測ると、強い力士で60キロにもなる。一般男子の標準は15キロ前後。安青錦の数値はないが指が砂を嚙むことで腰がきまるのだ。安青錦は左右の足の親指にテープを厚く巻いて土俵に立つ。足の指の嚙む力が強すぎて、皮膚が割れてしまうから。異国の土俵に足指を食い込ませ、根を張った。そうして初めて抱いた賜杯は「思ったより重かった」。
アメリカのトランプ大統領はロシアとウクライナの戦争を終わらせるとして和平案を提案している。この和平案は明らかにプーチン寄りで「ウクライナは東部の広大な領土をロシアに割譲した上、軍備を大幅に削減することになる。さらに、北大西洋条約機構(NATO)に加盟しないことを誓約し、ウクライナが求めている西側諸国の平和維持部隊も派遣されない」。なんで侵略者のプーチンを免罪し、ウクライナ国民に多大な犠牲を求めるのか理解できない。受け入れないと支援を中止するという。ヨーロッパ諸国も反対しているがトランプの暴走は止みそうにない。大戦の教訓を全く理解していないこのような和平案が強行されないことを望む。
令和7年11月27日
国立病院機構指宿医療センター 総合内科
中 村 一 彦
