先週札幌に孫見に行った。いつもの通り、福岡から新千歳空港への便に乗った。3連休で人が多く、札幌のホテルもいつものところには泊まれなかった。寒さは酷くなかった。スキー場のところに紅葉を見に行った、七分目ぐらいの紅葉でそこそこにきれいであった。
自民党総裁選挙終了、公明党が連立を離脱したが維新が自民と組み高市総理が実現した。現総理の石破さんは退陣になったが戦後80年所感を発表した。レベルの高い所感で感銘を受けた、こんな立派な総理をなぜ辞めさせなければならないのか理解に苦しむ!
大戦後50年の村山談話、60年の小泉談話では、日本による「植民地支配と侵略」について「痛切な反省」「心からのおわび」を表明。70年の安倍談話は「こうした歴代内閣の立場は、今後も、揺るぎない」としてきた。 石破首相の所感では、歴史認識に関する歴代内閣の立場を「引き継ぎ」「過去3度の談話においては、なぜ、あの戦争を避けることができなかったのかという点にはあまり触れられていない」とし、「戦後80年の節目に、国民の皆様とともに考えたい」とした。所感では、政治が軍隊より優位でなければならない「文民統制」の原則が制度上存在しなかった戦前の大日本帝国憲法の問題点を指摘した。
石破所感は、文民統制が失われ、進むべき針路を誤った要因について、大日本帝国憲法や政府、議会、メディア、国際・軍事情勢の情報収集のあり方など、政治システムの問題から分析。教訓として「政治は一時的な世論に迎合し、人気取り政策に動いて国益を損なうような党利党略と己の保身に走っては決してなりません」などと結論づけた。戦後50年と60年、70年の首相談話は、閣議決定されたもの。石破首相も当初は、閣議決定し談話の発表に意欲を持っていたが、右翼的勢力を中心とする自民党内の反対意見を受け見送った。私には歴史の事実に基づいたレベルの高い所感と思うが、お気に召さない方々がいたようだ。
村山談話の村山元総理が先週101歳で亡くなった。村山さんは「村山談話というのは、何も謝ることが目的で出したわけではない。戦争はしないんだと、平和で生きるんだということを国で宣言する。そのためには、過去の歴史というものをしっかり反省をした上で、再び過ちは繰り返さないという決意で、これからこう生きるんですということを証明する必要がある。そういう意味であの歴史認識というものを出した」。日本の過去を謙虚に指摘した村山さんはこの国の品位を高めることになった、この精神が引き継がれる事を願い、村山さんの冥福を祈りたい。
令和7年10月25日
国立病院機構指宿医療センター 総合内科
中 村 一 彦






