3年前より、前立腺腫瘍マーカーPSAが高くて、定期的な検査を受けていた。6月の検査で腹部エコーを行ない膀胱に腫瘤が見つかり、PSAも10を超えていたので精査となった。6月になり鹿児島医療センターに入院、精査・加療を受けた。膀胱がんの内視鏡による粘膜切除術、前立腺の生検が目的であった。手術は全身麻酔で受けたのでなんの痛みもなく終了した。尿道カテーテルが留置されこれが不快であった。しかし、必要な処置であるので耐えざるをえなかった、1週間尿道カテーテルを入れっぱなしだったのでそれなりに辛かったな。
後日に病理検査の結果が出た。膀胱がんは粘膜内に留まっていたようだ、前立腺生検は14か所のうち1か所でがん細胞が見つかった。膀胱がんの方は3か月後に膀胱鏡検査を受けることになり、それまでは経過観察となった。前立腺がんは高齢でもあるので女性ホルモン療法で経過見ようということになった。今後どうなるのかは案じても詮無い話なので、自らの免疫力を信じて良い方向に行くことを願っている。
入院し手術を受けたのは初めてであった。入院は肺炎で2回入院しているので初めてではなかった。土日を挟んだ入院であったが主治医は毎日顔を出してくれた。働き方改革というけど医師の場合なかなか簡単ではない。看護師さんは2交代勤務であるが、決められた業務をきちっとやってくれた。よく訓練されていて必要な事項を過不足なくやって頂いた、感心し感謝した。
快適な入院生活であったが、医療センターは築50年以上なるので、建物が古くなっている。エレベーターが2機しかないので業務に差し支えている。建物というハード面の充実が望まれている。建て替えを要望しても独法本部はオーケイしないらしい、例のごとく赤字・黒字が最優先らしい。レベルの高い医療を提供するためにどうあるべきかを優先した議論を望みたい。
入院の3日前、突然携帯電話の電源が入らなくなり、携帯ショップに駆け込んだが故障は回復せず、どうにもなりませんと冷たい返事、新しい機器に変えるようにしたけど、電話番号などの情報が取り出せない。電話は携帯に依存しているので、まったくもって日常生活が成り立たない。故障した携帯を本部に送って情報を取り出せるかやってみるという。最低1週間はかかるという。何とか早くなりませんかねと懇願するも「出来ません」の冷たい返事だ。
携帯に依存した生活をしているので、それが使えないと日常生活が成り立たない。情報のバックアップをしておくべきだと痛感した。
令和7年8月15日
国立病院機構指宿医療センター 総合内科
中 村 一 彦






