この頃どこに行っても「暑いですね」が先ず挨拶になる。診療して患者さんが入ってくると「暑いですけどお変わりありませんか」の言葉で対話が始まる。最近はテレビで猛暑、熱中症注意の報道がない日がない、ニュースの一番目がこのようになったのは何時からだろう。少なくともこの3~4年は続いているように感じる。
外気温が30度超してくると農園の小屋は冷房が効きにくくなり、室温も30度越える事が多くなる。小屋はもともと駐車場と作られた建物を改装して作ったので何らの断熱も施されていない。夏は暑く、冬は寒い小屋だ。冷房していて30度超すとさすがに暑くてたまらない。屋根や外壁に水を撒くと28度ぐらいまで室内温が下がる。暑くてたまらないときはせっせと水撒きしている。
苔庭は雑木が茂っていて、一日中日陰になっている。そこにはミストの出る装置を張り巡らしているので、霧を出していると外気温が下がってくれる。その中で涼んでいると結構気持ち良い。この気候の中でも草取りや落ち葉の清掃など作業は避けられない。熱中症に気をつけながら、短時間ずつ作業もしている。暑くとも日に当たらないと体のバランスが取れないと思う、今のところは熱中症にもならず、うまく暮らしている。
この猛暑は間違いなく地球温暖化によるものだ。我々の生活が地球温暖化をもたらしている、まともな気象学者9割方はそのように考えている。一部の石油業界、電気業界から多額の寄付を得ている学者がそれに反対している。しかしそれらの「学者」まともに気象学を研究しているわけではない。スピン・ドクター呼ばれる連中で都合の良いデータで業界寄りの発言を繰り返している。
この事態に至っても、自国の経済優先で温暖化への対策を取ろうとしない政治指導者も多い。こうした政治指導者を許しているのはその国の国民だ、地球が人の住めない惑星になろうとしている現実を認めない政治指導者の跋扈をいつまでも許してはならない。我が国でも同様である、目先の利益だけ追求し、深刻な状況を認めない政治家がいる。それを許しているのは我々だと強く認識しなければならない。
我々一人一人に出来ることはないのか。不要な電気は一分・一秒でも消そう。寝るとき電気の消し忘れをしないようにしよう。不必要に車を乗り回し、ガソリンを浪費しないようにしたい。ここに至って、我々一人一人に温暖化への取り組みが求められている。出来ることをやろうよ。
令和6年8月21日
国立病院機構指宿医療センター 総合内科
中 村 一 彦






