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指宿 菜の花 通信(No260) 田舎医者の流儀(235)・・・「続・田舎医者の流儀」が出来たよ

 かねてより準備してきた自家出版本「続・田舎医者の流儀」が出来上がり7月26日納本されてきた。 原稿は相変わらず、指宿医療センターのホームページに月2回位菜の花通信―田舎医者の流儀を書き続けていたのでそれを当てることにした。この3年ほどで138本なっていた、それを全部本にすると大部になるので、半分ぐらい72本を選んだ。原稿選別は私の頼りにしている腕利きの編集人有川さんと大迫さんにお任せした。巻末には前回と同様に家人の撮りためた山の花を載せた。高山の花という事でまとめてある。最近はそんな高山にのぼる事は少ないので若かりし頃登った山と花の写真のようだ。

 鹿児島医療センター田中院長に「発刊に寄せて」と前文を頂いた。「遺伝子レベルの話から政治、経済、医療、環境問題、スポーツ、草花、人間観察など幅広く、先生の豊富な知識や鋭い視点、高角レンズ的視点、寛容力、人間力感じさせる著作である」との言葉を頂いた。過分な誉め言葉であるが、80歳の老人は未だ世の中に様々に興味を持ち続けている。

 昨年、メイ・サートン著「終盤戦 79歳の日記」という本を読んだ。著者メイ・サートンは「前々から、80歳の誕生日に、生まれて79年目の一年間の日記を出したいという思いがあった。日々の歓びやふりかかってくるさまざまな問題、老年になって未知の労苦や驚きへと開かれるいくつもの扉について、静かに淡々と綴る、そんな日記を書いて出版したいと思っていた」という。それを読んで、80になった私もいささか刺激を受け、続「田舎医者の流儀」を出そうかと考えた。

 表紙は坊津の灯台、裏表紙は開聞岳の写真(いずれも家人の撮ったもの)で、200ページ位の本で手にし易い仕上がりになっている、出来栄えは気に入っている。改めて編集人の有川さん、大迫さんのレベルの高さに感謝している。今回500部ほど印刷に400部近くは友人・知人にお送りした。多くの方から、これから読むからねとか読んだよとメールやはがき・手紙を頂いた。

 多くの方とこれを通じて交流が出来たことが嬉しい。同級生のK君は今も毎日診療し、週1は手術もしているという。ゴルフも上手でクラブチャンピオンになったこともあるが、当然のごとくエイジシュートもしたという。そんな近況が聞けるとこちらも元気を頂いた気分だ。一方、この年になったから訃報に接することも多くなった。先日も一年先輩の医師が突然亡くなった、体調不良とは聞いていなかったので何が起こったのだろうと気になるが、詳しいことは判らない。この酷暑の中相変わらず、週一はゴルフに行っている、あの世に行ったら出来ないのでやれる時やろうと思っている。

令和6年8月9日

国立病院機構指宿医療センター 総合内科
 中 村 一 彦