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新年度のご挨拶

 “ 花の咲かない冬の日は、下へ下へと根を伸ばせ、やがて大きな花が咲く ”

 指宿の桜の開花は、例年より2週間ほど遅れました。
  全国最南端にある指宿より東京、福岡の開花が早く、約5日遅れて鹿児島で開花し、当院の桜はさらに1週間ほどしてから開花しました。待ちに待った分、今年の桜はいっそう見事な気がいたします。

 新年度がスタートしました。  事務部長をはじめ多くの職員の交替や採用があり、診療部では医師が9名新しくなりました。常勤医師19名中、9名ですので4月当初は多少混乱があり、連携施設や関連機関の方々にはご迷惑をおかけするかもしれませんが、職員一丸となって速やかに体制を整える所存ですのでご理解を頂けたら幸甚です。

 昨年10月、小児科医師が産休に入り、小児科医師2名体制になったために国立病院機構福岡病院から小児科医師を交替で派遣して頂き、総勢10名の先生にお世話になりました。それぞれ特徴を持った先生方が時間外を含めて熱心に診療して頂き、感謝に堪えません。また、国立病院機構の一員であることを改めて感謝している次第です。

 新年度から腎臓内科を新設しました。鹿児島大学消化器疾患・生活習慣病学の井戸章雄教授にご尽力頂きました。高齢化社会になり、慢性腎臓病の診断や治療は患者さんの予後に大きく影響します。地域の先生方とも連動して早期診断や外来透析、腹膜透析などを充実させていきたいと考えています。

 指宿医療センターは、救急医療、生育医療、がん診療、眼科治療、循環器・消化器疾患・泌尿器科疾患に関する急性期、回復期医療を地域の中核病院として持続可能な体制で、今後も担っていく所存ですのでご協力とご指導をよろしくお願いいたします。

平成31年4月8日

 国立病院機構指宿医療センター 院長
 鹿 島 克 郎