独立行政法人国立病院機構指宿医療センター

指宿 菜の花 通信(No130) 田舎医者の流儀(105)・・・熱中症

2019年8月23日(金) 菜の花通信

 不覚にも、熱中症になった。その日は30度越えの真夏日で、午前中から日差しが強かった。梅雨明けの日、秋咲く菊の剪定をやる予定にしていた。ぼさ菊の植え替えや剪定、その枝を挿し木したりした。草取りもあったので2時間半位の作業になった。終わったときは汗びっしょりで、下着まで着替えた。その後は水分を多めに取り、冷房の効いた小屋でゆっくり休んだ。

 その日は午後3時から会議の予定があった。自宅に帰り、シャワーを浴び、着替えをして会議に臨んだ。この間は特に何の症状もなかった。会議が終わり、自宅に帰ったらなんとなく具合が悪く、体がだるくて仕方がない。その後は予定がなかったので、ゴルフの練習にでも行こうと思っていたがとてもそれをする元気がない。そこで熱中症だなと気づいた。冷房の効いた部屋で水分と塩分を取り,休んで夜にはなんとか回復した。

 それ程長い時間の作業ではなく、水分も十分取っていた(後で考えると塩分の摂取は少なかった)、経験的にこれ位のことでへばったことはなかったので、熱中症症状は意外な感じであった。しかし、75歳という未知の年齢に踏み込んでいるので、今までの経験がそのまま通用しないのだろう。こんな局面が増えてくると思われる、それを受け入れ、生活する知恵が必要になるのだろう。

 それにしても、日本列島は連日猛暑が続き、熱中症警報が毎日の如く出されている。フランスのパリは40度越を記録し、ヨーロッパ全体が猛暑と干ばつに襲われているという。温暖化は猶予できない状況になってきている。国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)という公の団体が出す温暖化の警告は気象学者の出した「査読済みの権威ある学術論文」を精査し、確かな事実に基づいて作成されている。一部の評論家・学者などの温暖化を否定する偏った意見に惑わされてはならない。

 しかし、その対策は経済等への悪影響が強調され遅々として進まない。地球の未来が危ないのに、今の生活の維持に主眼が置かれ、未来の危機に対しては頬かむりしている。「デモクラシーの平等化の原理は人々をバラバラにして個人主義に陥らせ、自分と家族の私的世界に閉じ込め共同の利益への関心を薄めてきた」(デモクラシーの宿命・・・歴史に何を学ぶのか 猪木武徳 中央公論新社)。我々が未来に責任を持つ政治家を選んでいないツケが表れ始めている。

 暑さ対策で、昨年から日傘を使っている。直射光を避けられるので、気に入っている。

令和1年8月21日

国立病院機構指宿医療センター 総合内科
 中 村 一 彦

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