独立行政法人国立病院機構指宿医療センター

医療者の矜持 ー 新型コロナ感染症患者を受け入れて ー

2020年8月27日(木) 指宿メッセージ

 8月14日、指宿市内の病院職員に新型コロナ感染症陽性者が発生し、翌日、同病院の院内クラスターが判明したことから事態が急転しました。

 院内クラスターが発生した病院では、濃厚接触者の把握が困難になり、入院患者さん全員、職員全員にPCR検査を行い、ご家族への説明、職員の勤務体制変更など想像を絶するご苦労があったと思います。当院は入院患者さんの転院依頼を受け現在、十数名の新型コロナ感染症患者さんを治療中ですが、幸い皆さん重症化せずに回復に向かっています。

 今回、新型コロナ感染症の入院患者さんの転院を受け入れるにあたり、私なりに気づいた点があります。まず、当院の医療スタッフが、自分自身の役割を自覚して前向きに取り組んでいる点です。転院患者さんは、まず、決められた通路を使って胸部CT検査を受けてから感染症陰圧室に入室しますが、各職員は個人防護具(PPE)を付け、それぞれの部署で手際よく検査、処置を行いました。PPE着脱に関しては、感染症対策チーム(ICT)が数回、院内指導をしていましたので特に不安はないようでした。また、HCUを含め、陰圧室の増床が終了していたため、レッド・グリーンのゾーニングに関しても比較的スムーズに行えました。しかし、入院患者さんの中には、認知症の方や脳梗塞後遺症など介護度の高い方が多く、PPEを付けレッドゾーンで看護を行う困難さを改めて痛感しました。特に食事介助や清拭は、複数のスタッフで取り組む必要があり、以前の軽症コロナ感染者の看護とは全く異なります。

 毎日更新される医療機関別受入状況では、患者さんの重症度(無症状~軽症~中等度~重症)で医療機関への負荷を判断していますが、患者さんの介護度もかなり影響してくる点を今後、考える必要があると思います。

 夕食時の多忙な中、レッドゾーンの認知症患者さんに優しく声かけするPPE姿の看護師達に私は感銘を受けました。医療者としての矜持をここに見た気がします。

 地域の方々も我々医療者を応援してくれています。外来患者さんからは、大変でしょうけど頑張ってください、との声かけを頻回に受けます。近隣のホテルでは、高齢者との同居の為、帰宅に不安のある医療者を快く受け入れて頂いています。

 新型コロナ感染症との闘いはもうしばらく続きます。私たちは地域の方々の健康を支える重要な役割を担っていることを自覚し、誇りを持って前進するのみです。

 

令和2年8月27日

 国立病院機構指宿医療センター 院長
 鹿 島 克 郎


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